第43回医療研究全国集会 in 千葉

分科会・問題提起【2016年6月11日(土)】

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分科会1

医療と福祉の実態を知り、医療・社会保障のあり方を考える
~いのちが守られる地域をつくろう~

 全国各地でいのちが守れない深刻な事態が起こっています。いつでも・どこでも・お金の心配なくかかれる医療や介護を実現することを目的に、実態の報告と実践の交流を行います。
 社会保障とは、医療とはという大きなテーマから、地域医療構想などの制度問題、生活保護や国保、無料低額診療、被災者検診などの実践的な報告など、全国からのレポートをお待ちしています。

分科会2

私たちが求める地域包括ケアシステム
~急性期医療から在宅医療・介護まで、生活の質を維持して地域で安心して暮らすために~

 現在、厚生労働省が提起する「地域包括ケアシステム」は、様々な問題が指摘されています。しかし、本来は、医療・介護・福祉を中心に据えた、「人が安心して生き死にできる街づくり」の課題です。
 そこで、私たち医療労働者の立場から、本来の姿を提案すべく、具体的事例を参考に議論を深め、地域ネットワークの確立など、皆さんと共に考える分科会を目指します。

分科会3

保健予防活動を地域住民とともに
~健診・地域での健康づくりをすすめるために~

 入退院を繰返す患者さんに苦労していませんか?これは永遠の課題でしょうか?
 健康づくりの基本は"セルフケア"。「住民が自ら考え、自分の健康を守る力を得る」ために、私たちはどんな働きかけをしたらよいのでしょうか?住民が主体的に地域保健予防活動を行うことは、健康づくりの基盤となります。一緒に考えていきましょう。

分科会4

看護ケアの質 ~専門性を高める~

 看護業務のあり方が問われています。看護業務は保助看法に規定された「診療の補助」と「療養上の世話」に基づき行われています。その中で日々現場実践により多くの喜びや、患者自身の支えとなっている業務が「療養上の世話」であり、看護本来の果たす役割であると思っています。
 この分科会では、日常の実践で頑張っている多くの看護職の人達の現場実践を元に、看護の質について討論したいと考えています。

分科会5

医療施設と在宅をつなぐケア
~多職種連携で患者を支える~

 2016年度の診療報酬改定においても、地域包括ケアシステムと効率的で質の高い医療供給体制の構築が重点課題とされています。まだまだ体制が十分とは言えない状況のなか、私達は患者さんのニーズに添って、どのように多職種が連携し包括ケアしていくのか、それぞれの立場の実践レポートをもとに討論を深めましょう。
 実践レポート、分科会参加多数お待ちしています。元気のでる分科会です!

分科会6

看護・介護の喜びを伝えたい ~ともに育ちあう職場づくり~

 どんな看護・介護をめざし、何を大切に日々奮闘しているのか、世代や働く分野を越えて語りましょう。看護・介護本来の仕事ができ、一人一人が健康で豊かに働き続ける一助となるような交流をしましょう。看護学生の現状を知るミニ学習会も行います。
 日々の看護・介護実践、職員育成の取り組みなど現場の奮闘が見える実践的なレポート、現場を支える労働組合の活動などを募集しています。

分科会7

医療政策と看護労働

 いくら働いても夜勤をたくさんやっても労働運動を頑張っても、労働条件はいっこうに改善されない。充分な看護ケアが行えない。「なんでだろう?」患者さんは、入院してもすぐに退院させられ、リハビリもままならないまま寝たきりの状態で日常を過ごしている。
 こんな日本の医療は「おかしいよね?!」皆さんの現場の声をレポートにして募集しています。一緒に医療政策と看護労働とについて考えてみませんか?

分科会8

障がい児(者)の権利と心に寄り添う医療・福祉
=障がい児(者)が生き生きと暮らせるサポート体制の在り方を考える=

 在宅や施設で暮らす障がい児(者)の方々への、障害福祉サービス支援や地域連携の在り方、虐待防止法や差別防止法による権利擁護は、どうあるべきかを考え合いましょう。
 医療、福祉、介護等に関わる皆さんの参加と、レポートをお待ちしています。

分科会9

変わっていく精神科医療
~患者中心の医療に変化して~

 精神保健福祉領域でも医療介護総合確保推進法の成立を受けこれまで以上に保健・福祉の緊密な連携が求められている。長期入院者の地域移行定着のみならず児童・高齢者の虐待や認知症問題、家族支援など精神科医療の関与は多岐に渡る。しかし実際の精神科医療改善は足踏み状態であり、当事者を主体に据え関係者が共同した運動の取り組み強化が必要。
 分科会では多くの関係者の参加を求めます。

分科会10

リハビリテーションの現場で求められるもの

 医療・介護・福祉の領域のリハビリテーションの高いニーズに応え、患者、利用者一人一人の生活がより豊かになるために私たちが日々大切にしている取り組み、併せて、社会情勢、制度の改定と共に変化する職場環境や労働条件について、全国の仲間と共有し討論して、実践に繋げていきましょう。

分科会11

患者のための臨床検査

 命を測る臨床検査の仕事に誇りを持って働き続けるために討論を行っています。分科会は、レポート報告と課題別討論(夜勤問題、採血問題、業務拡大等)を中心に、全国の仲間と経験を共有します。
 恒例の交流会は、疲れを癒し親睦を深める場として定着しています。皆さんの参加とレポート報告をお待ちしています。

分科会12

患者・施設利用者の給食改善 ~治療食・介護食の充実めざして

 病院や施設での給食は患者・利用者の心と身体の癒しとなり、生きる糧となります。
 高齢化や重症度が進む中で、給食内容も複雑多岐にわたっています。それでも、不足する人員の中でも活動の幅を広げ、多職種との連携やNST活動、それに伴う嚥下食の工夫等、積極的に業務を展開しています。
 全国の給食部門における工夫や頑張りを交流しましょう。是非、レポートを携えて参加して下さい。

分科会13

職場の安全衛生と環境改善

 医療・福祉の職場では、長時間労働、腰痛、ハラスメントなど労働者の安全と健康を害する様々な問題が存在しています。この分科会では、職場の安全衛生活動により改善された内容をレポート報告し、参加者の職場環境の改善につながるように討論を深めます。
 今回は、昨年改訂された「医療・介護・福祉労働組合の安全衛生活動の手引き」に関連した学習会も開催致します。

分科会14

『介護労働』施設介護

○施設介護分科会
 介護施設の入所制限や医療無資格者(介護職)による医療行為の解禁など、介護の専門性が歪められ、ないがしろにされています。一人ひとりの「その人らしさ」を尊重した介護は、専門職である介護職でしかなし得ません。
 時間に追われている日常の介護を振り返り、介護の専門性とは何かをあらためて見つめましょう。

分科会15

『介護労働』在宅介護

 2025年に向け「持続可能な制度の構築」がすすめられるなかで、無資格者やボランティアでもできる仕事として介護の専門性が否定され、「安上がりの介護」がつくり上げられようとしています。今こそ、介護の専門性を追究し、発信していくことが求められます。
 日々の専門性の実践をレポートにまとめ、分科会で深めていきましょう。

分科会16

放射線部門分科会  2部構成
福島原発事故5年目の現状と課題について学ぶ
(医療被ばくガイドライン)を従事者としてどう捉えるのかを学ぶ

 午前は福島原発事故から5年、少しづつ国民が事故を忘れつつあります。改めて放射能能汚染の現状、住民の帰還問題、や今後の対策 支援にについて学びます。
 午後からは(医療被ばくガイドライン)が示され、術者や患者の被ばくを減らし労働者の待遇と労働条件をどう考えていくのかを考えます。

分科会17

薬と社会

 超少子高齢社会へと進む中、薬物療法の高度化や、在宅医療を含む地域医療の推進等、薬剤師が主体的かつ多職種との連携の下で専門職能を発揮することへの社会的な期待が増しています。また薬害HIV訴訟の被告の一つであった「化学及び血清療法研究所(化血研)」の40年にわたる血液製剤不法製造問題は、企業と厚生労働省の根深い悪しき体質を露呈させました。HPVワクチン被害問題は、接種推進派と反対派の国際的な対峙が続く中、シン・ハン・リー医師がWHO・CDC・厚生労働省等に出した質問書が公開され、波紋を広げています。
 このような中、病棟や薬局での日常業務、薬害防止の活動、職場環境等の問題を持ち合い、討議を深めましょう。多くのレポートと参加をお待ちします。