子どもから高齢者まで全世代に広がる貧困。医療・介護・福祉の現場はどこも人手不足。新型コロナで状況は深刻化し、豪雨や地震も起きています。そんな今こそ、どこでも、だれでも、新興感染症や災害からも、いのち・暮らし・人権が守られる社会、住み続けられる地域を考えましょう。コロナ禍の職場・地域の現状、患者・住民に寄りそうチャレンジ、国・地方の施策と地域の実態・課題を明らかにするレポートを募集します!
これまでの効率最優先の医療提供体制の結果、コロナ禍により医療・社会保障体制の脆弱性が明らかとなりました。
患者が安心して、その人らしく生活するためには施設を越えて連携することが不可欠です。コロナ禍だからこそ、改めて医療・福祉施設と地域の看護職・多職種でケアの意味と価値を共有し、患者にとって連続性のあるケアを考えましょう。
日本と同様に精神医療改革が遅れていたベルギーではこの10年で改革が大きく前進した。改革の基本理念はリカバリー志向とコ・プロダクションを中心に据えた政策決定システムである。日本の精神医療改革は患者・家族中心と言うより病院・施設・専門職中心のサービスから脱する事が出来ず閉塞状態である。分科会では当事者を主体に据え関係者が共同した運動の取り組みをどう作るか議論したい。
臨床検査の仕事で困ったことや不安なことはありませんか?そんな悩みを全国の仲間と語り合いましょう。問題解決への道が開かれる可能性があります。この分科会ではレポート報告と課題別討論(夜勤問題、採血問題、業務拡大、新型コロナウイルス関連等)を予定しております。不慣れなオンライン環境での開催のため、進行に不安はありますが、皆さんの参加とレポート報告をお待ちしています。
全国の医療機関・介護施設・福祉施設・セントラルキッチン・サテライトキッチンなど給食部門で働く仲間が、給食改善の実践報告・給食現場の職場環境改善問題について、レポート発表を通し全国の仲間と、給食現場での問題点や疑問点をみんなで話し合い、職場での改善に向け学び合い解決していける、そんな分科会です。嚥下食等の調理技術向上などの活動報告もしています。そんな医療研究集会にぜひ参加しませんか。
医療・介護・福祉職場では、長時間・夜勤労働やハラスメントなど従来の労働安全衛生上の問題に加えて、新型コロナへの対応が職場をより困難な状況にしています。この分科会では、ハラスメント防止・メンタルヘルス対策や労災・腰痛対策、長時間労働の解消など、職場の労働安全衛生委員会活動のレポート報告を軸に、コロナ禍での課題と対応についても交流し職場環境の改善にむけた討論を行います。
私たちには、「変える力」があります。「特養あずみの里」業務上過失致死事件裁判の逆転無罪。介護報酬改定の0.7%報酬引上げ。私たちが学ばなかったら、行動しなかったらこの結果を勝ち取ることはできませんでした。しかし、国が定める職員の配置基準など労働環境は改善されるどころか、国はICTやロボ導入により人手不足を解消しようとしています。さらに、3年ごとの報酬改定により経営基盤がおびやかされ、加算取得に振り回される介護労働に問題意識を持っています。同時に私たちは、利用者がその人らしく生きられるよう根拠に基づき支援しており、その専門性と普遍性に確信を持っています。
今回は、施設介護と在宅介護分科会を合同オンラインで開催します。今回は演題公募を行わず、指定報告や学習講演を準備しております。気軽に質疑応答ができるよう進行に配慮し、全国交流の新たな形を皆さんと一緒に作りたいと考えています。新型ウイルス対策、報酬改定により毎日があっという間に過ぎていく中、立ち止まって考える機会にしましょう。職場を、そして介護の未来を良くしていくために学び合いましょう。
【スケジュール・内容予定】
●13:30~16:30
●学習講演/指定報告①「特養あずみの里」業務上過失致死事件裁判②2020年「介護施設夜勤実態調査結果」③施設・報告④在宅・報告
新型コロナの最前線で奮闘する医療従事者である保護者の方々の姿を身近で感じ、日々逼迫していく医療現場を目の当たりにしながら、医療従事者が安心して働き続けられるためには、院内保育所がいかに重要な役割を担っているかということをあらためて感じています。
再度、原点に立ち返り、院内保育所のあり方を問いながら、わたしたちが大切にしたい保育とは何か、より良い保育とは何かをともに考えてみませんか。コロナで疲弊しきった今だからこそ、より繋がりを絶やさず情報を共有し合いましょう。ぜひご参加ください。お待ちしております!
【スケジュール】 ●10:00~13:00