お知らせ

日本医労連「加盟組織役員セミナーに最多の176名」

2015年04月21日

中田先生1.JPG4月1819日、宮城県の松島で「第7回加盟組織役員セミナー」が開催され、4全国組合27都道府県から176名が参加しました。1日目には、全体講義として日本医労連の歴史や、共済、労働組合についてなど3講義を、2日目には5つの基礎講座が行なわれました。参加者からは、「参加してよかった、学んで元気が出た」と、充実したセミナーになりました。

全体講座 

第1講座 日本医労連の歴史を学ぶ

中野千香子中央執行委員長が、「日本医労連の歴史と今、そしてこれから」と題して、日本医労連の運動の歴史や今後の取り組みなどを、情勢や根拠を交え分かりやすく講演しました。「日本医労連の歴史は、女性労働者、看護師闘争の歴史そのもの」「私たちには、先輩が築いてきた歴史を次の世代に伝える責任がある」また、今の職場実態を改善するためにも仲間を増やし元気に楽しい運動で団結を固め運動を広げようと参加者にエールを送りました。

第2講座 労働組合と共済

吉村得王彦中央執行委員長が「共済を広げて組合をひろげよう」と題し、組合員の助け合い制度である「医労連共済」と保険との違いや、制度について説明。労働組合の原点でもある「仲間の助け合い」をの共済を、消費税増税で生活防衛の点でも、国や財界からの圧力による、国民生活破壊を許さないためにも、共済を広げよう、共済の魅力を大いに語り組合の仲間を増やそうと強調しました。

第3講座 たった一度の人生だから

関西勤労者教育協会の中田進先生が、「いきいきとはたらき続けるために」と題し講演しました。最初に、「働くとは何か」医療・福祉・介護労働者として働くとは、「患者・利用者のために良い仕事がしたいという事が原点である」と話をしました。また「労働組合は、そこで人間らしく働きたいという願いをサポートするところであり、憲法で保障されている」と憲法の中身にも触れ、平和について文化的な生活とは、人間らしく生きるとはなどわかりやすく話をされました。そして、労働組合の役員として学ぶことの重要性や、「命あずかる医療労働者だからこそ、労働組合要求と、政治を変える、この2つの事が重要」と強調し「たった一度の人生だから、労働組合と仲間ともに生き生きと素敵に自分らしく輝こう」と語り話を閉めました。

過去最多の参加者 

 初日3つの講座を終え、翌日は5つの基礎講座に分かれ学習を深めました。

7回目となるこのセミナー、団塊の世代の経験豊かなベテラン役員が退職が続き、経験の浅い役員や若手役員が増えていることからここ最近は年々参加者が増え、過去最多の176名が集まりました。

第3講座の中田進先生の講演内容は月刊『医療労働』5月号、またはHPの動画にアップする予定です。