2013年03月01日
「有期雇用」問題で学習
日本医労連・大学部会は2月2?3日、13春闘対策代表者会議を横浜市立大学で開き、13春闘要求実現に向けた取り組みを交流しました。
「有期雇用労働者をめぐる課題と労働組合の運動への期待」と題して、東京法律事務所の山添拓弁護士が講演。私学や国立を問わずこの間、急増する医科系大学病院での有期雇用契約の労働者をめぐる状況や労働契約法、非正規労働者に関する法律、労働組合運動の必要性を学習しました。
基調報告を日本医労連・原英彦書記次長が行ない、大学病院の「教育」「研究」「高度医療の提供」という3つの使命にふれ、その社会的使命・役割を果たすためにも医師、看護師等の増員、夜勤改善、賃金引上げなど、春闘要求実現に向けた取り組み強化を呼びかけました。
不当な攻撃は断固闘う
討論では、秋田や山口など国立大学病院の参加者からは公務員の賃下げの押し付けに、裁判闘争で闘っていることが紹介されました。私立大学からは、成果主義賃金の実態が報告され、関西医大では4月の強行導入に対し、労働委員会提訴も視野に断固たたかう決意が表明されました。
病棟の16時間夜勤改善や救急外来、オペ室の勤務体制改善にむけて厚労省「5局長通知」具体化に向けて活発な論議が交わされました。3月14日の春闘要求「回答指定日」に向けては、各大学理事会への要請行動に取り組むことを確認しました。
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