2013年07月30日
日本医労連は7月24日から26日まで静岡県熱海市で第63回定期大会を開催し、7全国組合、47都道府県組織の代議員・傍聴者ら300名余が参加しました。開会挨拶した渡辺一信・中央副執行委員長は「全加盟組織・仲間の奮闘で5年連続の組織増のなかで大会を迎えることができました」と紹介、会場の代議員・傍聴者は、これに大きな拍手で応えました。大会は、一年間のたたかいの総括とともに、今後の運動では新署名「安全安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める国会請願署名」の取り組み、消費税増税中止、社会保障解体・雇用破壊反対のたたかいなど、2013年度運動方針が提案されました。
運動方針提案に立った中野千香子書記長は、新しい署名は年間100万筆を目標に3年間かけて取り組むことを提起。この間には、対政府・自治体交渉や関係団体への要請、夜勤問題の国際交流や視察など、多面的な取り組みを展開。夜勤の「健康への有害性」や医療・介護現場の労働時間規制など、国民、患者・施設利用者等にも広く訴えるとともに他産業労働者とも連帯して夜勤制限への世論形成を図っていくことなどを提起しました。そのうえで、秋のたたかいとして全国一斉「いのちまもる地域キャラバン行動」(実施期間:9月?11月)に引き続き取り組むとともに、医療・介護職場に働く仲間の組合加入・医労連加盟の促進に全力をあげることをよびかけました。2日間にわたる討論のあと、2013年度運動方針は代議員の全員一致の賛成で採択されました。最終日には、大会内容を内外にアピールする「大会宣言」を満場の拍手で採択しました。また多くの労働組合、医療・福祉関係団体、国会議員から祝電・メッセージが寄せられました(団体一覧)。ありがとうございます。大会の詳報は、機関紙「医療労働者」8月8日号で特集します。