2014年09月16日
日本医労連は9月12日午前中、公益社団法人日本精神科病院協会の河合進治管理部長と、午後には日本共産党の高橋千鶴子衆議院議員と懇談しました。
日本医労連からは鎌倉副委員長、三浦書記長、森田書記次長が参加、協会側からは河合進治管理部長に対応いただきました。日本医労連の「精神保健医療福祉改革に関する基本的な見解」などの資料を示しながら、協会側の現状等についてお話をいただきました。河合部長は4月からの診療報酬の改定の影響について、「調査はこれからだが消費税増税の影響はかなりあり、予定どおり10%に引き上げられるとかなり厳しく大幅な診療報酬の改定が必要である」とし、「国の進める精神病棟転換型施設構想については、問題解決にはならない」と語られました。また、看護師が公的な一般病院に転職してしまい精神病院は慢性的な看護師不足に陥っている現状も話されました。今後も精神医療の諸課題や看護師増員等で協力をいただくこと、引き続き懇談の機会を設けていただくことを要請し懇談を終えました。
午後からは、「増員署名」の紹介議員となっていただいている日本共産党の高橋千鶴子衆議院議員への要請・懇談を行いました。日本医労連の森田しのぶ副委員長(全日赤委員長)も加わり4名が参加しました。日本医労連の「めざすべき看護体制の提言」などの資料をもとに現場の実態を説明しながら、看護師増員の必要性について国会で取り上げていただきたいこと、看護制度一本化の課題を前進させたいこと、特定行為の問題を含む医療介護総合法の具体化をストップさせるために引き続きご協力をいただきたいことなど要請しました。