2014年10月09日
10月6日、日本医労連の原副委員長と三浦書記長は、ILO活動推進議員連盟(ILO議連)事務局長の石橋宏参議院議員(民主党比例区)と懇談し、日本医労連の5月のILO訪問や「めざすべき看護体制の提言」等について報告し、夜勤交替制労働の労働時間規制など運動への協力を要請しました。
石橋議員はILOでの勤務経験があり、「日本はILO条約の批准が非常に遅れており、ILO中核的労働基準8つでさえ2つ批准していない。議連では、111号(雇用及び職業についての差別待遇に関する条約)の批准をまず考えている」「労働時間規制について、全労働者を対象に、まずは労働時間の上限規制と勤務間隔の確保を取り上げたいと思っている。安倍政権の労働時間の規制緩和に対抗していきたい。その中で、医療・看護分野の問題を取り上げることはできるのではないか」「条約批准に何が障害となっているのかはっきりさせることは必要。業界でコンセンサスが得られれば進むのではないか」「医療は、誰もが切実な問題。めざすべき看護体制について、財政面も含めた検討もしてほしい」などと応じ、引き続き、夜勤改善・大幅増員への協力を要請して懇談を終えました。
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