要求提出10月末、回答指定11月10日、統一スト11月11日
産別統一闘争の強化を

増員・医療守る運動へ 職場から闘いの輪を
組代会議

 日本医労連は9月28から29日にかけて、05秋闘「組織代表者会議」を東京の全労連会館で開催、日本医労連加盟組合の代表等83名が参加、秋闘の方針・行動、新会館建設などを意思統一しました。今回の組織代表者会議は、7月末の定期大会以降の情勢をふまえ、秋闘の具体的方針を意思統一し、運動の強化を図るために開かれました。
 田中千恵子委員長が挨拶、医療情勢にふれながら、今秋からの増員闘争に向けた決意を表明しました。
 西川活夫書記長が「05年秋闘方針の補強と具体化」について提起、大会で決定し秋闘の重点課題である、(1)「看護師はじめ医療労働者の大幅増員」(2)「賃下げ・成果主義賃金反対、生活をまもる年末一時金の獲得」、(3)「不払い時間外労働の一掃、働くルールの確立」、(4)「医療・社会保障制度の拡充、医療保険制度改悪反対」、(5)「国公立・公的医療機関の再編・縮小反対」、(6)「憲法改悪阻止の闘いを強調しました。
 また、(1)多様な行動を展開し「増員」「安全・安心の医療確立」への世論をつくりつつ、職場闘争と制度闘争を結合した大幅増員闘争を日本医労連の最大の課題として取り組むこと、(2)医療制度改悪など「社会保障制度の一体的見直し」に対して、国民的共同を広げ、医療・社会保障の拡充を求める運動を強化するとともに、「06年医療大改悪許すな10・27集会」(東京・日比谷野外音楽堂)を多くの参加で成功させること、(3)3つの署名(「医療・介護労働署名」、「医療・社会保障署名」、「憲法署名」)を中心に、全労連が提起した「大増税反対国会請願署名」にも取り組むこと、(4)積極的な一時金要求(3・5ヶ月+α)をかかげ、「賃下げ・成果主義賃金反対、生活をまもる年末一時金の獲得」、「不払い時間外労働の一掃、働くルールの確立」を断固めざすこと、(5)「看護職員の現場実態調査」を単に調査にとどめず、すべてのなかまの切実な実態をまとめる運動として徹底して追求することなどを強調しました。
 参加者からは、秋闘の準備状況や、職場や地域での活動、組織拡大に向けた活動など、方針に対する意見も出されました。
 会館建設問題は前川昌人副委員長(財団法人日本医療労働会館専務)が報告、経過と会館建設に向けた意思統一が行われました。

産別統一闘争の徹底 統一行動の配置

 増員・労働条件改善、年末一時金などの要求提出は10月末日まで。回答指定日を11月10日(木)に設定し、11日(金)に看護師などの大幅増員、秋闘要求の前進を課題に掲げ「増員を正面から打ち出した」ストライキ(始業時一時間以上)を設定すること。
 11月17〜18日には「対政府中央行動」、政府交渉・集会・デモなどを中心に看護師増員、秋闘の諸課題を持ち寄り幅広い共同も追求すること。11月下旬には対使用者要求闘争決着をめざします。安全・安心の医療確立、看護師の大幅増員を広く宣伝し、国民的な世論の結集をめざします。全力で頑張りましょう。