患者・国民負担増反対・病院つぶしは許さない!
医療・看護・介護労働者を大幅にふやせ!
安全・安心・ゆきとどいた医療・福祉の実現を!
11.17〜18対政府中央行動
17日 政府交渉と機構・日赤に全国から350人
 
 秋晴れの11月17日、日本医労連は政府交渉を軸に中央行動を行いました。
 来春の医療制度改革や診療報酬改定、また年末にむけ看護職員需給見通し策定の作業が佳境に入るなか、タイムリーな政府交渉となりました。
 全国から350名が参加。星陵会館での意思統一集会をスタートに、多様な行動を展開しました。
 交渉団は、厚生労働省((1)診療報酬等、(2)看護、(3)医療提供体制、(4)労働基準等)、総務省、文部科学省、農林水産省、財務省、人事院の9つに分かれて交渉を行いました。
 同時に、成果主義賃金導入や病院の統廃合等に反対し、全労災は独立行政法人労働者健康福祉機構への署名提出と交渉、全日赤は日赤本社前集会と本社への署名提出や抗議要請、全医労は独立行政法人国立病院機構前で、プラカードや横断幕などを掲げながら行動を行いました。
 交渉後は再び、星陵会館で交渉報告とまとめ集会を行いました。集会のまとめでは、西川書記長が「小泉『構造改革』による医療・福祉・社会保障改悪、国公立公的医療機関つぶしに反対し、医療・福祉・介護労働者の大幅増員を実現しよう。本日の行動を、05秋闘の運動の契機にしよう」と呼びかけ、参加者はたたかいの決意を固めあいながら閉会しました。

18日 「看護師ふやせ」のシュプレヒコール 霞ヶ関・銀座にこだま

 18日も青空の広がる霞ヶ関で、1000名の白衣の中央行動が行われました。
 午前中には、7全国組合を中心に、282名の参加で日本医労連・全国組合協議会主催の「05秋闘勝利!11・18学習決起集会」を社会文化会館で開催。「成果主義賃金の強行導入が医療・看護に与えた影響(竹田総合病院の例)」と題して福島県医労連の高橋書記長が報告、特別報告として「JR西日本の現状と問題点」を健交労西日本鉄道本部の稲田氏が報告し、各単組のたたかいの交流を行い、秋闘の決意を固めました。
 12時から、日本医労連は東京医療関連協と合同で、約300名が厚生労働省前で、「看護師ふやせ、医療改悪許すな」のシュプレヒコールをとどろかせました。午後は、「11・18中央総決起集会」を、日本医労連、自治労連・全大協・福祉保育労・東京医療関連協の主催、医団連・中央社保協の協賛で、日比谷野外音楽堂で開催。集会は、東京医労連の「恋のマイアヒ〜」の替え歌で華やかにスタート。小西あや子全大協幹事の開会挨拶、田中千恵子日本医労連執行委員長の主催者挨拶と職場報告。どの職場からも過酷な労働実態が報告され、「看護師・介護労働者ふやして」のシュプレヒコールが厚労省に向かってこだましました。集会後、白衣の銀座デモを行いました。「オッケーオッケー ノーサンキュー」のコールにのって、リズムよく続く白衣のパレードに、銀座を行き交う人も足を止めて眺めたり、声援も送られました。