新組合結成 願いをこめて新たな一歩
笑顔で働き続けられる職場を作るために
野洲病院労働組合
すべてのなかまと手をつないで

 7月12日(土)、滋賀県医労連に新しいなかまが加わりました。「医療法人社団御上会・野洲病院」です。
 野洲病院は、滋賀県の琵琶湖の東側に位置し、「近江米」の生産中心地にある野洲町にあります。京阪神のベットタウンとして、人口が急増している野洲町内唯一の公設民営病院です。病床数199床、職員数約300人(パート含む)、地域の2次救急指定病院でもあります。
 昨年、病院の方針で「回復期リハビリ病棟」を開設して以来、病棟の混合化・仕事の煩雑さが進み、中堅看護師の退職が相次ぎ、夜勤回数が増える、年休も取れない状況でした。「患者の安全が守れない」と現場の声を上げましたが聞き入れられず、「医療事故・ミス」への不安は高まる一方です。またパートの処遇や、外来当直体制(看護師1人、管理当直1人)への不満もあり、「現状を何とかしたい」「患者さんに責任ある医療、安全な医療・看護がしたい」という思いで医労連に相談があり、組合結成に至りました。

「病院良くしたい」同じ思いを集めて

 結成大会は賛同者111人を得、参加者100人(委任状含む)で開催されました。日本医労連・大村副委員長、関西B・鷲見議長、県労連・杉田事務局長や、関西B各県代表者の参加、多くの仲間に支えられて、組合の第一歩を踏み出しました。大奮闘されたOさんは「(野洲病院で)こんなにも同じ思いの人がいて正直驚いたが、声をかければまだまだ組合員は増える。みんなで病院を良くしていくために頑張ります」と、力強い決意を述べました。

拡大を目指し学習にも重点

 14日には病院に結成通知を、18日には県と労働委員会へ結成報告を行いました。組合の提出した要求に病院側は28日、文書で「不要な委員会があれば整理する」「組合事務所については早急に決定したい」「掲示板についても組合事務所の決定と同時に解決する」などの解答を示しまた。この回答を受け8月初旬に団体交渉を行う予定です。
 現在、過半数(150人以上)をめざし、組合員拡大と基本的な学習に取り組んでいます(26日現在144人)。全国のみなさん、あたたかいご支援ありがとうございました。