第3回医療で働くパート・臨時職員交流集会開く
パートだって労働者

 「第3回医療で働くパート、臨時職員の全国交流集会」が、11月6〜7日に伊東市内で開催されました。日本医労連では、第1回、第2回と各組織の組織担当者、パート役員を対象として集会を開催してきましたが、今回は職場のパート職員を対象とした集会として行いました。
 全労連・井筒幹事から「パートだって労働者!権利を知っていきいき働こう」と題した記念講演を受け、パート労働者にも労働基準法が適用されること、均等待遇をめざして運動することの重要性などを学びました。
 討論では、「パートとして常に雇用の継続に不安をかかえながら仕事をしている」「職場の中でパートさんと呼ばれる、名前があるのにパートさんとしか呼ばれないことが本当にくやしい」「同じ仕事をしていても職場会議にも参加できない」「接遇や感染問題など医療労働者に必要な研修・学習を行なって欲しい」など職場で受けている生々しい差別や要望などが話されました。一方でパート労働者の組織化や要求の獲得に向けた取り組みの教訓も生き生きと報告されました。
 佐竹副委員長が集会のまとめを行い、労働者・労働組合の意識変革の必要性と取り組みの方向として「権利問題として自らの声をもっと上げることが求められている」「賃金・労働条件の改善を進める。実態の把握を、との要望については検討する」「共済制度を活用しながら組織拡大をすすめる」の3点を強調。集会には、全国から39名が参加しました。