住民とともに歴史かさねた
地域医療懇談会 【長厚労】

いつでもどこでもだれでも安心してかかれる医療を

 長野厚生連労組(長厚労)は、長野県下の農協病院・診療所、福祉施設などで働く労働者を組織しています。支部は本部を含め全部で12、約5千人の組合員がいます。長年、各支部を中心に「地域医療懇談会」を開いてきました。

村の職員組合とも共同して
 安曇支部では、昨年3月に松川村で、第8回目の懇談会を開催。地域のみなさんはじめ、約70名が参加しました。
 松川村での開催は、2年前の第6回に引き続いて2回目。前回も今回も、松川村に後援してもらい、村の職員労働組合と一緒に主催者となって、取り組みをすすめてきました。病院には、共催という形で関わってもらいました。内容は、病院医師による講演と作業療法士の「リハビリ体操」。その後に自由に意見をいただく懇談会を行いました。

地域住民とともにつくる
 鹿教湯支部の「地域医療懇談会」は、昨年で11回目になります。支部では、「今までの内容で良かったのか」「地域住民のニーズに合った内容だったのか」などを、支部の地域医療部と三役で検討し、計画段階から地域住民の意見を取り入れるように努力することを確認しました。
 事前に地域の区長・副区長さんら18名の方に、相談内容を話し、案内状を手渡し。その後の相談会では、これまでの3回分の懇談のアンケートをもとに意見交流しました。今回は、時間の都合もあり、準備していたプログラムでの開催となりましたが、地域の方からは、様々な意見が寄せられました。
 これらの「地域医療懇談会」は、地域住民の健康を守る運動として、医療の問題、制度の問題を住民と一緒に考える場として行っています。また地域からの病院や労働組合への要望を聞く場でもあります。
 各支部では、地域との結びつきを強める大切な運動として、日常的なつながりとともに、いっそう中身を充実させようと取り組んでいるところです。