大阪赤十字労組で出退勤調査
異常な時間外労働あきらかに

 大阪赤十字病院では、03年7月に新館が完成し、9月に病棟部門が移転、12月末に外来、検査部門が移転し、今年からオーダリングが実施されました。
 移転を前後して職員の多くで、勤務時間前後の時間外労働が増えてきました。全日赤・大阪単組では、「サービス残業なくそう」との運動をやってきましたが、今回、出退勤調査をして、さらに運動を強めようということになりました。
 調査は1月23日7時から翌日の9時までの間、看護職員の利用する更衣室の前で調査用紙を配り、退勤時にその場で回収もしくは回収箱に入れてもらう形を取りました。対象は病棟、外来、オペ室などの看護職員(臨時含む)718名。更衣室の入退室時間、休憩、食事の状況などを答えてもらいました。約400枚を配布し、253枚を回収。
 結果は、59%の人が30〜60分前に出勤し、66%の人が終業時間の60分以後に退勤していました。準夜では退勤時間が午前2時(終業時間は0時50分)以降の人が71%にものぼり、午前4時過ぎの人も(図参照)。
 オーダリング開始3日目という事もありますが、異常な勤務実態が浮かび上がりました。組合では運動の継続とともに、6月の再調査を予定しています。