愛知 北労組パートヘルパーで1.5倍化
1年で千人越え拡大


 愛知県医労連では、全単組が拡大に足を踏み出そう、連続拡大に挑戦しようと、この1年、一つひとつの加盟労組のがんばりを計40号を超えるFAXニュースで紹介。定期大会での表彰制度も設けるなど励ましあい、刺激しあって1年間で1066名(秋135名、春931名)を拡大しました。

待っていた呼びかけ

 中でも、すばらしい奮闘で、活気的な前進をつくっているのが北医療生協労組・西尾書記長です。介護保険導入から4年間でパート職員数が常勤数を超えて急増。組合組織率は8割から気づいてみたら4割へ。以前からパートの労組加入は、手を付けなければ、と思っていたそうですが、パートさんを抱えた職場での矛盾や要求をどうかかげたらよいか?、と足が踏み出せずにいたそうです。こういった現状を変えようと役員の背中を押したのが、過半数割れの現実でした。
 「これは大変!やるしかない」とパート、ヘルパーの加入に力を集中。あらかじめ、職場毎にパートさんに説明会の日時を決め、4役が休暇をとって職場オルグ。日頃はゆっくり話もできない忙しさですが、不満や要求を聞かせてほしいと話すと、「ずっと前から加入したかった」「介護事業はパートが中心、労組に話を聞いてほしかった」と労組への期待や大変な職場実態が次から次へ。3〜4名の小集会形式での説明会を毎月数回計画して繰り返し、昨年の10月から合計67名を組合に。またパートの労組員が増える中で、04春闘ではパートの10円から80円もの賃上げが実現、成果を聞いたパートさんが、また他のパートさんを組合に誘う状況も生まれています。その結果、1年前は110名であった労組員が、今では168名の1・5倍に。「やってみれば、できるもんですね!」と、今とっても元気な北医療生協労組です(愛知・原 英彦)