2021年7月開催の日本医労連第71回定期大会で中央執行委員長になりました、佐々木悦子です。日本医労連は、医療・介護・福祉職場で働く労働者でつくる労働組合です。日本医労連は結成以来、働く者の生活と権利を守るとともに国民医療の改善と社会保障制度の拡充を運動の柱としてすすめてきました。2020年1月から拡大した新型コロナウイルス感染症によって、感染症病床の不足や医療・介護従事者不足など、日本の医療・介護・社会保障の脆弱性が浮き彫りになりました。これまでも医療・介護従事者は、長時間過密労働や月8回を超える夜勤など過酷な働き方を余儀なくされていましたが、コロナ禍で、その過酷さに拍車がかかっています。また、国民が必要としている医療が受けられない事態にもなっており、医療・介護従事者も国民のいのちと健康も守れない状況になっています。新たな感染症や自然災害など不測の事態となっても、医療・介護従事者に負担を強いることなく、国民がいつでも必要な医療や介護が受けられる社会にしていく必要があります。そのためには、医療・介護現場で働くみなさんの力が必要です。ぜひ、仲間になってください。もし職場に労働組合がなくても、日本医労連には1人でも入れるユニオンがあります。
日本医療労働組合連合会 中央執行委員長 佐々木 悦子