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各分野・課題別の取り組み-給食・検査など下請・派遣反対の課題
全医労九州地方協議会で、給食対策会議を開催
 全医労・九地協は06年12月19日、給食対策会議を開催、本部の桶谷給食担当を加え、計19人が参加しました。 
 会議では、欠員の後補充がされず当然のように業務委託が進められ、全面委託まで出ているなかで、医療としての「食」と自らの雇用を守るためにはどのような運動を展開すべきか、熱心な討論が行われ、@直営での運営を基本とした職場要求を掲げること、Aこれ以上の業務委託の拡大を許さない、「職場からのたたかい」が重要であることを再確認しました。

委託化の「大義」破たん

 九地協が行った「給食実態調査」では、独法支部のほぼ全てに委託業者が入っています(食器洗浄含む)。「来る人が変わって教え直すのが大変」「安全面での責任の所在が不明」などの問題が多く出されました。さらに、当局が言う「経費節減」の効果ははなはだ疑わしく、すでに委託化の「大義」が破たんしている実態が出されました。

一人で判断する危険性

 全医労関係施設では、全面委託が現在、全国で8施設となっています。昨年8月の花巻病院のケースでは、調理師に対して個別・秘密裏に「もう決まったことだからどうにもならない」「あとのことは悪いようにしないから」といった旨の、さまざま言葉で給食を離れるよう迫っていたことなどが明らかになっています。結果として、他職場に異動したものの病院を辞めざるを得なくなっており、一人で判断することがいかに危険かが報告されました。

あきらめずに打って出る

 討論では、@今後、医療の一環を担う専門職にふさわしい運動、例えばNST(栄養サポートチーム)に調理師も積極的に参加していく、A全地区での給食対策会議の開催と医労連などで給食問題の交流強化、C他職種との連携、D地域で「ここの食事はおいしい」と言われる特色ある給食づくり、E院内外での給食改善への世論づくり、そして、何より組合に結集して、「けっしてあきらめない」決意で、職場からの要求闘争を展開していくことが大事だ」と、意志統一しました。
 (全医労九州地方協「ニュース」1359号より)


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