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青年協から10・27集会へ向けてのアピールを出しました
日本医労連青年協議会は、「医師・看護師ふやせ 10・27中央集会」成功へ向けての亜ピルを8月に発表しました。遅くなりましたが紹介します。

青年の声を国会に届けよう!!


10・27集会にむけてのアピール


医療・福祉の職場で働く青年のみなさん
 私たちの職場環境はますます厳しくなっています。マニュアルがあってもマニュアルどおりに出来ない業務の忙しさ、いつまでも仕事に終わりが見えず、ミスやアクシデントは個人の不注意だけが追及されています。システムも改善されていません。夢を抱いて職についた青年も、将来に希望が持てず、肉体的にも精神的にも追いつめられ職場を去っています。実に病院に就職した新人看護職員の11人に1人が1年未満に離職しています。

 今年の春、日本医労連青年協議会で取り組んだ『意識実態調査』でも、とりわけ看護職員の厳しい労働実態が浮き彫りになりました。仕事を「楽しくない」と考える看護師は、他の職種が3〜8%なのに対して、倍の15.4%もあり、「楽しい」と答える看護師も8.5%と「医療技術職」「事務職」の半分、「技能労務職」の3分の1以下という結果でした。看護師の増員は、「安全・安心の医療を提供するためにも」「私たちが働きやすく、働き続けられるためにも」、絶対に必要なことであり、緊急の課題です。

 また、医療費や利用料の負担が増え、お金がなければ医療・介護が受けられない、日本国憲法25条に定められている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」すら保障されない状況になっています。私たちは『今の働き方が、自分たちの健康や将来にとっていいものなのか』『患者さんや利用者、地域の人々にとって今の医療・看護・介護・福祉体制が充実しているのか』考えていく必要があります。私たちの理想とする医療や介護を提供するためには何をしなければいけないのか。現場を変えていくことも大事なことの一つですが、「勝ち組」「負け組」を助長する、いまの政治を変えていくことも大事なことです。

 政治の流れを変えるためには、より多くの患者・利用者・地域住民に私たちの実情や要求をつたえ、多くの国民の声で、大きな世論をつくっていくこと。そして、増員署名を国会に提出し、国民の代表者である国会議員を動かしていく必要があります。日本医労連は、10月27日、多くの医療・福祉関係団体と共同して、「医師・看護師増員中央決起集会」を開催します。多くの青年労働者が集会で、「医師・看護師を増やせ」の声を世間に向けてアピールしましょう。私たち一人ひとりは「微力」ですが「無力」ではありません。一人ひとりの小さな力でも集結すれば大きな力となり、巨大な山すら動かせるはずです。
全国各地での署名行動と10・27集会への行動参加を積極的に呼びかけます。

全国の青年組合員のみなさん、10月27日、日比谷野外音楽堂でお会いしましょう。

2006年8月      
日本医労連 青年協議会

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