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秋田県女性部が学習交流会で最賃制度学習
7/1〜2、秋田県医労連女性交流集会が開催され、51名の参加で交流を深めました。一日目は「最低賃金制度」について学び、夜は交流会、2日目は「プリザーブドフラワー教室」と盛りだくさんの内容で充実した2日間でした。
1日目は全労連から伊藤圭一調査政策次長を迎え、「みんなが笑顔で働ける職場を目指して〜今変わろうとしている、最低賃金制度」と題して講演していただきました。
「職場では正社員が減り、非正規労働者が年々増加。企業は不況と言いつつ、非正規を増やし人件費削減でしっかり儲けている。日本は世界の中でも貧困世帯が多く「貧困と格差」のひどい国になってしまった。解決のために、まずは低賃金是正を!そのための最低賃金制度」とわかりやすく情勢や最賃制度の重要性をお話いただきました。


<おかしい日本の最低賃金(秋田県の例)>秋田県の最低賃金=608円
秋田県最低賃金×8時間×22日・・・107000円
(これから税金が引かれます。最低賃金では暮せません!)
生活保護基準(18歳1人暮らし)・・・150000円
(生活保護の方が高い?働いているのだからこれより低いのはおかしい)
民事再生法で保障される生活費・・・199800円
(借金で差し押さえられている人の方がリッチ?)

 講演後は、非正規の仲間・若者の労働実態を出し合い、「福祉職場の低賃金は想像以上。娘は短大卒だが低賃金で自立できない」など切実な声が相次ぎました。
 参加者からは、「最賃の歴史から必要性、今後の闘い方までわかりやすくとても勉強になった」「とてもタイムリーな講演で、日頃若い人の労働実態に先行き不安を感じていたが、一筋の光が見えた気がして嬉しかった」「職場や家庭の中ではなかなか気づかないが、世界や日本でも大きな変化がおきているという話は本当にそうだなと思った。展望を持つことの大切さを改めて気づかされた」などの感想が寄せられました。
 全労連の主張を主軸に法定最低賃金を改善させるチャンスが到来しています。次の国会で「最低賃金法」を改正するために、団体・個人の署名に取り組みましょう。
                 (東北女性委員 板谷智子さん・秋田中通労組)

*医療産別最賃制度化のための合意署名へのご協力もよろしくお願いしま〜す!!   
   女性協ニュースNO.15

添付ファイル】 女性協ニュースNo.15
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