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日本医療労働組合連合会 〒110-0013 東京都台東区入谷1-9-5 日本医療労働会館3F TEL03-3875-5871 FAX03-3875-6270
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大学部会は、国公立・私立大学病院の労働組合で構成され、現在、全国で39単組・1万2千人弱が結集しています。主な活動は、秋の交流集会の開催をはじめ、春闘期の対策会議や部会としての事前要請行動などを行っています。
看護師確保と大幅増員で安全・安心の医療・看護、働きやすい職場を実現しよう!
2005年秋の全国医科系大学労組交流集会は、10月22〜23日の両日、関西医科大学(大阪府守口市)で開催されました。国・公・私立14大学から60人が参加して、この秋からのたたかいとして提起されている大増員闘争や医療改善にむけた取り組みなどについて交流と討論が行なわれました。
○国立大学病院法人化1年後の状況
主催者、激励挨拶に続いて、ともにたたかう仲間として藤田進・全大教書記次長より6月に実施した国立大学病院の「法人化後の勤務条件アンケート結果」と職場の状況について報告を受けました。
国立大学病院は、2004年4月の法人移行にともなってすべての職場が「労働基準法適用」対象職場となりました。
アンケートは、法人化後の各病院における夜勤実態や残業時間などを調べたものです。結果は、多くの職員から長時間労働、不払い残業、過労が「ある」との回答が寄せられ、看護師については過去の調査よりも「ある」が増加しており、過密労働、人員不足の実態が明らかになりました。
この点は、国公私立を問わず共通の問題として討論の中心課題となりました。
―各大学からの報告より―
○当局、非民主的運営で危機回避狙う
討論では、看護師が予定人員を確保できず欠員状態のまま、4月新年度をスタートした大学が少なからずあることが各大学からの報告で明らかになりました。また労使協定を無視して、外来看護師を病棟勤務の夜勤体制に組み入れて当面の人員不足を回避しようとする大学や、組合との事前の話し合いもせずに、看護部が一方的に2交替導入に向けたアンケート調査を実施、又は試行しようとしている動きが報告されました。
このように、看護師不足の解消に向けた抜本的な改善策を示さないまま、非民主的な職場運営や“小手先のやり繰り”で危機的な看護師不足を乗り切ろうとする私大当局の対応が共通して出されました。
○学習を力に「成果主義賃金」導入反対を!
成果主義賃金は、「管理職を対象に試行する」「試行してみて不十分な点は見直す」などとして、当該労組の反対を無視して私立の一大学で実施されたほかは、本格導入には至っていないものの、各大学で共通の課題として対策が求められています。
討論では、成果主義賃金は、医学・教育・診療の発展を土台とする大学には不要の制度として、学習を力にして導入反対の取り組みを進めて行くことが出されました。
○目的意識的に組織拡大の追求を!
各大学とも、組織拡大の課題は特別の重点課題として通年的に取り組まれていますが、新規職員を確実に組織しきる点では、組合間で格差が生じています。
組織拡大では、先進の取り組みに学び、全組合員の運動にして行くことの重要性が論議されました。 |
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「全国医科系大学労組交流集会」とは…
当集会は、国公私立大学・医学部や医科大学の労組・教職組の活動交流を目的に毎年秋に開催されています。各大学労組・教職組の上部団体への加盟・未加盟など、組織の違いを越えて、医科系大学に共通する要求課題にもとづく共同の取り組みを行なっています。同じ医科系大学にはたらく仲間として、国民のための医学・医療、教育、研究の発展と教職員の生活と権利、平和と民主主義擁護をめざす諸課題に取り組んでいます。 |
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